文書 II · このクラブの一部を任されているすべての人へ
私たちの働き方。
土曜の夜、皆さんはもうこれをやっています。それを一週間ずっと。
先に言っておきます。これは苦情ではありません。
ここで私に「できません」と言った人はいません。どの仕事が大事かと聞く人もいません。皆さんは仕事をして、しかもよくやっています。
ではなぜこの手紙か。皆さんが口にしない部分があるからです。
一日に収まらないリストを抱えて帰る人がいます。一番大きいものをやって、残りは待ってくれと祈っています。
自分の担当について、もっといい考えを持っている人がいます。私が聞くのを待っています。
私はもう待ちません。皆さんも待たないでください。
01
土曜日に優先順位はありません。
だから土曜日はうまくいくのです。
開けている夜はどれも同じです。優先順位はひとつだけ。それはお客様です。
フロアで順位表を渡される人はいません。順番はもう分かっています。決めるのはお客様です。
お客様がライターを探す前に、たばこに火がついています。
注文される前に、Moët は氷に入っています。
どの角にも笑顔。問題があったと耳に入る前に、片づいています。
そして扉で、「また明日、お待ちしています。」お客様は戻ってきます。
それが腕です。リストが教えたものではありません。
その勘を昼にも出してください。同じお客様。同じ速さ。時間だけが違います。
この商売の鍵は、人と人の関係です。ほかは全部、道具にすぎません。
02
あなたには持ち場があります。動いてください。
皆さん一人一人が何かを持っています。フロア。バー。入口。VIPルーム。チーム。予算。
その持ち場には、もう目標があります。売上を増やす。ミスを減らす。サービスを良くする。チームを気持ちよくする。
変わるのはここです。動く前に、私の順位づけは要りません。
古いやり方は私のもので、皆さんのものではありません。私が決めて、それから伝えていました。全員を待たせました。
待つことが、このクラブで一番高い買い物です。案件は二十、詰まる場所は一つ。私です。
だから一年かかったものがありました。もう終わりです。
これからやることを持ってきてください。答えは三つ。許可のお願いではありません。
1. 成果物は何ですか。
終わったときに実際にあるものです。「サービスを良くする」ではありません。こう書いてください。「どのホストでも、お客様の直近3回の来店を10秒で見られる」。指をさせるものです。
2. 納期はいつですか。
「近いうちに」ではなく、日付です。どうしてもまだ出せないなら、日付が分かる日を教えてください。
3. 何が邪魔をしていて、あなたの案は何ですか。
壁だけを持ってこないでください。壁と、回り道を二つか三つ、そして自分が選ぶ道を持ってきてください。そのうえで、必要なものを言ってください。要るのは決定です。許可証ではありません。
どれが先かを訊かないでください。何を始めたかを教えてください。
03
先に動いてください。報告はあとで。
仕事が片づいて、このクラブの誇りになることなら、何をしても構いません。自分の判断で。
お金がかかりますか。ほかの持ち場に入りますか。その場合は提案です。持ってきてください。私はもう「はい」に傾いています。
それ以外は、動いてください。やったことをあとで教えてください。「はい」を待たないでください。
人が必要ですか。その人を提案してください。道具が必要ですか。名前と値段を出してください。研修が必要ですか。誰にか教えてください。
5年前の手順で毎日1時間むだにしていますか。変えてください。変えたと、あとで教えてください。
見分け方は簡単です。やったことと理由をあとで平気で私に話せるなら、先に聞く必要はありませんでした。
04
断られても、あなたは何も失いません。黙っていると、すべてを失います。
なぜ人が言い出さないかは分かります。理由は二つ。どちらも敬意から来ています。
一つ。上司に手間をかけたくないのです。ここでは逆です。待たれるほうが手間です。
二つ。断られて顔をつぶしたくないのです。これは完全に消しておきます。
提案を持ってきて、私が断ったとします。何も起きません。記録にも残りません。あなたについて何も言われません。
理由があるときは伝えます。お金のこともあります。時期のこともあります。
この商売で伸びる人はそうやって伸びます。それでも前に出るのです。
ここで損をするのは、私の答えを勝手に決めて、そのまま聞かないことです。
05
チームを作る。持ち場を極める。ここではどちらも評価します。
道はどちらも開いています。遅れている人はいません。
チームを作れるなら言ってください。形。人。自分で責任を持てる成果。
それは昇進のお願いではありません。担当範囲の提案です。私はお金を出すほうに傾いています。
自分は違うと思うなら、それでいいのです。自分の持ち場にも、一生ぶんのいい仕事があります。
肩書のために三つを雑に回すより、一つを見事に回してほしいです。
いやなのは、自分で持てるはずのことに「それは私の仕事ではありません」と言われることです。
自分の持ち場に関わることが壊れているなら、指をさしてください。今日。
06
先に動くのは皆さん。もっと速く動くのは私です。
皆さんに多くを求めます。だから私にも借りができます。受け取るものはこれです。
答えは同じ日に返します。
三つの答えを送ってください。普通の決定はその日に返ります。大きい決定は24時間以内。もっとかかるなら、いつ返すかの日付をお伝えします。
お金は先に決めます。
目標だけ渡されて、あとで予算を取り合う。そんなことはさせません。お金は同じ会話の中で決めます。次の会話ではありません。
金曜の不意打ちはしません。
あなたの仕事に問題があれば、見つけた日に言います。二人だけの場で。そして一緒に直します。
やめるときは、はっきり言います。
もうやらないと決めたら、文書で伝えます。三か月後に知る、ということはありません。
皆さんに選ばせません。
私が出した仕事どうしがぶつかったら、それは私の問題です。皆さんの問題ではありません。持ってきてください。私が片づけます。
これまでの約束は、あなたが私を待つこと。新しい約束は、私があなたのために動くことです。
07
いい年が来るのを待ちません。
このクラブを作り直します。全部。同時に。
もっといいショー。もっといいバンド。もっといいバー。もっといい研修。新しい仕組み。
どのクラブにもできることではありません。私たちにはできます。だからやります。
私はこの会社を作り直しています。自分自身も一緒に作り直しています。皆さんにもできます。
順位表が守る約束は一つだけです。その中の何かが、永遠に終わりません。
優先順位のリストは、書面の約束です。私がこの店を人に渡す日にも、何かが終わっていない、という約束です。
だから今週から始めます。
私が残す優先順位はお客様だけです。もう、こちらへ向かっています。
お客様のお世話の仕方は、もう分かっています。このクラブの残り全部にも、同じ手をかけてください。
全部やります。一緒に。今夜から。
Peter Bank